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【図解】第9章 運動障害と予防・救急処置|健康運動実践指導者試験対策

健康運動実践指導者は、運動を指導するだけでなく、参加者の安全管理を行うことも重要な役割です。

運動中には

心筋梗塞
脳卒中
熱中症
過換気症候群
アナフィラキシー
整形外科的障害

などが発生する可能性があります。

本章では、運動開始前のチェック方法から、運動中止の判断、救急処置、AEDの使用方法までを学習します。

第9章スライド解説

 

 

この章で学ぶこと

✓ メディカルチェック

✓ 運動中止の判断

✓ 突然死の予防

✓ 熱中症

✓ 過換気症候群

✓ 運動誘発性喘息

✓ 運動誘発アナフィラキシー

✓ 貧血

✓ オーバートレーニング症候群

✓ 心肺蘇生法(CPR)

✓ AED

✓ 気道異物除去


メディカルチェックとは

運動開始前に健康状態を確認し、安全に運動を実施できるか判断することです。


問診で確認する内容

  • 既往歴
  • 現病歴
  • 家族歴
  • 自覚症状
  • 運動習慣
  • 喫煙歴
  • 飲酒歴

などです。


医学的検査

主な検査

  • 血圧測定
  • 尿検査
  • 血液検査
  • 胸部X線
  • 安静時心電図
  • 運動負荷試験

です。


スポーツ参加当日のセルフチェック

次の項目に一つでも異常がある場合は運動を控えます。

  • 発熱
  • 倦怠感
  • 睡眠不足
  • 食欲不振
  • 下痢
  • 頭痛
  • 胸痛
  • 関節痛
  • 過労
  • 前回運動の疲労残存

などです。


運動中止が必要な自覚症状

試験頻出です。


運動中止のサイン

  • 発熱
  • 胸痛
  • 胸部不快感
  • 動悸
  • 息切れ
  • めまい
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 頭痛
  • 腹痛
  • 冷や汗
  • けいれん

などです。


運動中止が必要な他覚徴候

  • 失神
  • 下腿浮腫
  • 顔面蒼白
  • 間欠性跛行

です。


突然死の原因

試験頻出です。

スポーツ中の突然死の約80~90%は心疾患が原因とされています。


中高年の突然死原因

最も重要なのは

急性冠症候群

(急性心筋梗塞・不安定狭心症など)

です。


虚血性心疾患の危険因子

覚えておきましょう。

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 脂質異常症
  • 喫煙
  • 肥満
  • 高齢
  • CKD
  • ストレス

などです。


熱中症

試験最頻出項目です。

暑熱環境下で体温調節が破綻して起こる障害の総称です。


熱中症の発症要因

① 環境要因

  • 気温
  • 湿度
  • 風速
  • 輻射熱

② 個人要因

  • 体調
  • 水分状態
  • 暑熱順化

③ 運動要因

  • 運動強度
  • 運動時間
  • 休息不足

です。


熱中症Ⅰ度(軽症)

  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 大量発汗
  • 筋けいれん

など

現場で対応可能です。


熱中症Ⅱ度(中等症)

  • 頭痛
  • 嘔吐
  • 倦怠感
  • 虚脱感
  • 集中力低下

医療機関受診が必要です。


熱中症Ⅲ度(重症)

  • 意識障害
  • けいれん
  • 高体温
  • 肝腎機能障害

救急搬送が必要です。


熱中症予防

  • 水分補給
  • 塩分補給
  • WBGT確認
  • 帽子着用
  • 暑熱順化

が重要です。


WBGTとは

暑さ指数です。

熱中症予防のために使用される指標です。


過換気症候群

精神的ストレスなどにより過換気となり、

血液中の二酸化炭素が低下して起こります。


主な症状

  • 息苦しさ
  • 動悸
  • めまい
  • 頭痛
  • 手足のしびれ
  • テタニー

などです。


運動誘発性喘息

運動によって誘発される喘息発作です。

冬季の持久系運動で起こりやすい特徴があります。


予防法

  • 十分なウォームアップ
  • 寒冷環境回避
  • マスク利用
  • 薬物療法

です。


運動誘発アナフィラキシー

運動によりアナフィラキシーが誘発される疾患です。

原因として

  • 小麦
  • 甲殻類

などが多くみられます。


アナフィラキシーの対応

  • 119番通報
  • 仰臥位
  • 下肢挙上
  • アドレナリン投与(エピペン)

が基本です。


貧血

スポーツ選手では鉄欠乏性貧血が多くみられます。


貧血の症状

  • 疲労感
  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 動悸
  • 息切れ

などです。


貧血予防

  • 鉄分摂取
  • たんぱく質摂取
  • バランスの良い食事

が重要です。


オーバートレーニング症候群

試験頻出です。

過剰なトレーニングにより

  • 競技力低下
  • 慢性疲労
  • 不眠
  • 抑うつ

などが起こります。


予防法

  • 十分な休養
  • 睡眠確保
  • コンディション管理
  • 練習日誌

です。


救命の連鎖

最重要事項です。

① 心停止の予防

② 心停止の早期認識と通報

③ 一次救命処置(CPR・AED)

④ 二次救命処置

の4つです。


一次救命処置(BLS)

  • 胸骨圧迫
  • 人工呼吸
  • AED

を行います。


AEDの重要性

心停止後5分以内の除細動が望ましいとされています。


試験によく出るポイント

✓ スポーツ参加当日のセルフチェック

✓ 運動中止の自覚症状

✓ 運動中止の他覚徴候

✓ 虚血性心疾患危険因子

✓ 熱中症Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ度

✓ WBGT

✓ 過換気症候群

✓ 運動誘発性喘息

✓ 運動誘発アナフィラキシー

✓ 貧血

✓ オーバートレーニング症候群

✓ 救命の連鎖

✓ AED


問題演習で理解を深めよう

第9章は実務にも国家資格試験にも直結する重要分野です。

特に

・熱中症分類

・運動中止の判断

・突然死予防

・救命の連鎖

・AED

は最重要事項として確実に覚えましょう。

健康運動実践指導者試験対策問題集

▼ 問題集はこちら

https://note.com/health_sports/n/n14ca86912a40

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