水泳・水中運動は、浮力や水圧など陸上とは異なる環境を利用して行う運動です。
膝や腰への負担が少ないため、高齢者、肥満者、関節疾患を有する人、妊婦など幅広い対象者に実施できます。
健康運動実践指導者試験では、
・浮力
・抵抗
・水圧
・ストリームライン
・水中での心拍数
・アクアビクス
・水中ウォーキング
が頻出です。
- 1 水泳・水中運動の特性
- 2 浮力とは
- 3 浮きやすい人
- 4 浮きにくい人
- 5 浮力による体重軽減
- 6 試験頻出
- 7 抵抗とは
- 8 水中抵抗の特徴
- 9 抵抗が大きくなる条件
- 10 水泳で重要な姿勢
- 11 ストリームラインの効果
- 12 水圧とは
- 13 水圧の効果
- 14 水中では心拍数が低い
- 15 超重要ポイント
- 16 水中目標心拍数
- 17 呼吸への効果
- 18 水温の重要性
- 19 推奨水温
- 20 水泳・水中運動の効果
- 21 水泳の実践
- 22 慣れてきたら
- 23 クロールの特徴
- 24 クロールの基本
- 25 中高年に適する泳法
- 26 注意する泳法
- 27 アクアビクス
- 28 アクアビクスの特徴
- 29 水中ウォーキング
- 30 水中レジスタンス運動
- 31 入水前の注意
- 32 運動を中止する状態
- 33 水泳で多い障害
- 34 水泳肩
- 35 平泳ぎ膝
- 36 腰痛予防
- 37 試験頻出まとめ
- 38 覚え方
第8章Dスライド解説
水泳・水中運動とは
水泳は、水面に水平姿勢を保ちながら水中を移動する運動です。
一方、水中運動は頭部を水面上に保ち、立位姿勢で行う運動です。
代表例として
・水中ウォーキング
・水中ジョギング
・アクアビクス
があります。
水泳・水中運動の特性
水中では陸上と異なり
①浮力
②抵抗
③水圧
④揚力
⑤推進力
が働きます。
浮力とは
水中にある物体に働く上向きの力です。
体積と同じ量の水の重さ分だけ浮力が働きます。
浮きやすい人
脂肪が多い人
特に女性
は浮きやすい特徴があります。
浮きにくい人
骨が太い人
筋肉量が多い人
は浮きにくくなります。
浮力による体重軽減
首の高さまで入水
→体重の約90%軽減
みぞおち
→約70%軽減
骨盤上部
→約50%軽減
となります。
試験頻出
体重50kgの人が
首まで入水
→約5kg
みぞおち
→約15kg
骨盤上部
→約25kg
の体重負荷になります。
抵抗とは
移動方向と逆向きに働く力です。
水中抵抗の特徴
水の密度は空気より非常に大きく、
同じ速度なら
水中では陸上の約800倍の抵抗
を受けます。
抵抗が大きくなる条件
①投影面積が大きい
②移動速度が速い
です。
水泳で重要な姿勢
ストリームラインです。
頭から足先まで一直線に伸ばした姿勢です。
ストリームラインの効果
✓ 抵抗減少
✓ 長く進める
✓ 効率的に泳げる
試験頻出です。
水圧とは
水が身体へ加える圧力です。
水深10cmごとに約0.01気圧増加します。
水圧の効果
足先ほど強い水圧を受けます。
その結果
静脈還流量が増加
します。
水中では心拍数が低い
静脈還流量増加
↓
1回拍出量増加
↓
心拍数減少
となります。
超重要ポイント
同じ運動強度なら
水中の方が心拍数は低くなります。
水中目標心拍数
陸上で計算した目標心拍数より
約10拍/分低く設定
します。
呼吸への効果
胸部に水圧がかかるため
呼吸筋を強く使います。
その結果
呼吸機能改善
が期待できます。
水温の重要性
水は空気の約25倍熱を伝えます。
低水温では体温が急激に低下します。
推奨水温
水泳
→24℃以上
理想28℃前後
水中運動
→30℃前後
が望ましいとされています。
水泳・水中運動の効果
①心肺機能向上
②筋力向上
③減量効果
④呼吸機能改善
⑤血液循環改善
⑥関節可動域改善
⑦腰痛や膝痛の軽減
があります。
水泳の実践
最初は
5~10分
週3回程度
から始めます。
慣れてきたら
30分程度の継続泳
を目標にします。
クロールの特徴
最も抵抗の少ない泳法です。
クロールの基本
左右の腕を1回ずつかく間に
左右の脚を3回ずつ
計6回キックする
「6ビート」
が基本です。
中高年に適する泳法
クロール
背泳ぎ
です。
注意する泳法
平泳ぎ
バタフライ
は腰や膝に負担がかかりやすいので注意します。
アクアビクス
エアロビックダンスを水中で行う運動です。
アクアビクスの特徴
✓ 膝や腰への衝撃が少ない
✓ 水の抵抗を利用できる
✓ 若年者から高齢者まで実施可能
です。
水中ウォーキング
有酸素運動として有効です。
運動強度を高めるには
・速く歩く
・歩幅を広げる
・腕を大きく振る
ことが重要です。
水中レジスタンス運動
水の抵抗を利用した筋力トレーニングです。
速度を速くする
投影面積を大きくする
ことで負荷を高められます。
入水前の注意
✓ シャワー
✓ アクセサリー除去
✓ 爪を短くする
を徹底します。
運動を中止する状態
・食欲不振
・睡眠不足
・疲労感
・胸部症状
・発熱37℃以上
・安静時心拍数100拍/分以上
です。
水泳で多い障害
①水泳肩
②平泳ぎ膝
③腰痛症
④筋けいれん
⑤過呼吸
⑥飛び込みによる頸椎損傷
です。
水泳肩
クロールやバタフライで肩を使い過ぎることで発生します。
平泳ぎ膝
平泳ぎキックの繰り返しで
膝内側側副靱帯
に負担がかかります。
腰痛予防
体幹筋強化
ストレッチング
反り腰改善
が重要です。
試験頻出まとめ
✓ 浮力
✓ 水圧
✓ 抵抗
✓ ストリームライン
✓ 水中では心拍数が低い
✓ 目標心拍数は陸上より10拍低く
✓ 水泳24℃以上
✓ 水中運動30℃前後
✓ アクアビクス
✓ 水中ウォーキング
✓ 水泳肩
✓ 平泳ぎ膝
覚え方
「浮力で軽く」
「水圧で戻る」
「抵抗で鍛える」
「心拍は10拍低く」
この4つを覚えておくと得点しやすくなります。
問題演習で理解を深めよう
第8章Dは
「浮力・抵抗・水圧」
「目標心拍数」
「ストリームライン」
が毎年狙われやすい分野です。
特に
『水中では陸上より目標心拍数を約10拍低く設定する』
は頻出事項なので確実に覚えておきましょう。
健康運動実践指導者試験対策問題集
▼ 問題集はこちら
https://note.com/health_sports/n/n14ca86912a40
スキマ時間を活用して合格を目指しましょう。