レジスタンス運動(レジスタンストレーニング)は、筋肉に抵抗(Resistance)を与えて筋力や筋持久力を高める運動です。
健康運動実践指導者試験では、
・筋収縮様式
・RM(最大反復回数)
・トレーニング目的別処方
・フリーウェイトとマシンの違い
・高齢者への指導
が頻出です。
- 1 使用される負荷
- 2 レジスタンス運動の分類
- 3 筋活動様式による分類
- 4 アイソメトリックとは
- 5 アイソメトリックの特徴
- 6 試験頻出
- 7 注意点
- 8 アイソトニックとは
- 9 アイソトニックの種類
- 10 コンセントリック収縮
- 11 エキセントリック収縮
- 12 アイソキネティックとは
- 13 アイソキネティックの特徴
- 14 RMとは
- 15 1RMとは
- 16 20RMとは
- 17 トレーニングの原理・原則
- 18 高齢者の重点強化部位
- 19 頻度
- 20 筋力向上の処方
- 21 筋力向上の休息
- 22 筋肥大の処方
- 23 筋肥大の特徴
- 24 筋肥大が現れる時期
- 25 筋パワー向上
- 26 筋パワーの休息
- 27 筋持久力向上
- 28 最大筋力測定法
- 29 1RMテスト
- 30 最大下テスト
- 31 フリーウェイト
- 32 フリーウェイトの長所
- 33 フリーウェイトの短所
- 34 マシントレーニング
- 35 マシンの長所
- 36 マシンの短所
- 37 自重トレーニング代表種目
- 38 ゴムチューブトレーニング
- 39 ACSM高齢者ガイドライン
- 40 高齢者トレーニングの目的
- 41 試験頻出まとめ
- 42 覚え方
第8章Eスライド解説
レジスタンス運動とは
筋に負荷や抵抗を加えて筋収縮を起こし、
✓ 筋力
✓ 筋パワー
✓ 筋持久力
を高める運動です。
使用される負荷
・バーベル
・ダンベル
・マシン
・ゴムバンド
・チューブ
・自体重
・水圧
・油圧
などがあります。
レジスタンス運動の分類
大きく
①筋活動様式
②動作様式
③使用器具
で分類されます。
筋活動様式による分類
①アイソメトリック
②アイソトニック
③アイソキネティック
の3種類です。
アイソメトリックとは
等尺性収縮
筋長を変えずに力を発揮する運動です。
代表例
・握力測定
・壁押し
・プランク
です。
アイソメトリックの特徴
✓ 動きを伴わない
✓ 手軽にできる
✓ 短時間で筋力向上
✓ 関節角度特異性がある
という特徴があります。
試験頻出
アイソメトリックは
「鍛えた関節角度±20°付近で効果が高い」
ことを覚えます。
注意点
息こらえをすると血圧が上昇します。
高齢者指導では呼吸を止めないことが重要です。
アイソトニックとは
等張性収縮
筋長を変化させながら行う運動です。
アイソトニックの種類
①コンセントリック収縮
(短縮性収縮)
②エキセントリック収縮
(伸張性収縮)
があります。
コンセントリック収縮
筋が短くなりながら力を発揮します。
例
ダンベルを持ち上げる動作
です。
エキセントリック収縮
筋が伸びながら力を発揮します。
例
ダンベルをゆっくり下ろす動作
です。
アイソキネティックとは
等速性収縮
一定速度で筋収縮を行う運動です。
アイソキネティックの特徴
✓ 専用マシンが必要
✓ 安全性が高い
✓ リハビリ向き
✓ 高齢者向き
です。
RMとは
RM=Repetition Maximum
最大反復回数です。
1RMとは
1回だけ持ち上げられる最大重量です。
最大筋力の指標になります。
20RMとは
20回反復できる重量です。
高齢者や初心者のトレーニングに利用されます。
トレーニングの原理・原則
①過負荷(オーバーロード)
②可逆性
③特異性
④全面性
⑤個別性
⑥意識性
⑦反復性
⑧漸進性
です。
高齢者の重点強化部位
✓ 大腿四頭筋
✓ 大殿筋
✓ 腹直筋
✓ 脊柱起立筋
が重要です。
頻度
週2~3回が基本です。
筋力向上の処方
初・中級者
60~70%1RM
8~12回
です。
筋力向上の休息
セット間休息
2~4分
です。
筋肥大の処方
70~80%1RM
8~15回
です。
筋肥大の特徴
✓ スロー動作
✓ 30~90秒休息
✓ 3~6セット
が基本です。
筋肥大が現れる時期
筋力増加は初期に神経適応で起こります。
筋肥大は
6~7週間後
から現れます。
筋パワー向上
30~60%1RM
3~6回
素早く反復します。
筋パワーの休息
2~4分
十分休息します。
筋持久力向上
30~50%1RM
10~25回
反復します。
最大筋力測定法
①1RMテスト
②最大下テスト
があります。
1RMテスト
実際に最大重量を挙上して測定します。
中上級者向きです。
最大下テスト
70~80%程度の重量を使用して推定します。
初心者・高齢者向きです。
フリーウェイト
ダンベルやバーベルを使用します。
フリーウェイトの長所
✓ 自由な動作
✓ バランス能力向上
✓ 日常動作に近い
✓ 多関節運動が可能
です。
フリーウェイトの短所
✓ 落下リスク
✓ 技術習得が必要
✓ 傷害リスク
があります。
マシントレーニング
軌道が固定された器具を利用します。
マシンの長所
✓ 安全性が高い
✓ 操作が簡単
✓ 狙った筋を鍛えやすい
です。
マシンの短所
✓ 動作が限定される
✓ バランス能力向上が少ない
✓ 飽きやすい
です。
自重トレーニング代表種目
✓ クランチ
✓ プッシュアップ
✓ チンニング
✓ スクワット
✓ ランジ
✓ ヒップリフト
✓ バードドッグ
です。
ゴムチューブトレーニング
高齢者や初心者に適しています。
20回以上できるようになったら強度を上げます。
ACSM高齢者ガイドライン
✓ 8~10種目
✓ 10~15RM
✓ 2~3セット
✓ 週2~3日
です。
高齢者トレーニングの目的
第一目標は
日常生活動作(ADL)の維持
です。
試験頻出まとめ
✓ アイソメトリック=等尺性
✓ アイソトニック=等張性
✓ アイソキネティック=等速性
✓ 1RM=1回最大重量
✓ 筋力向上=60~70%1RM
✓ 筋肥大=70~80%1RM
✓ 筋パワー=30~60%1RM
✓ 筋持久力=30~50%1RM
✓ 高齢者=週2~3回
✓ 大腿四頭筋・大殿筋強化
覚え方
「筋力は60」
「筋肥大は70」
「パワーは30」
「持久力も30」
と覚えると整理しやすくなります。
問題演習で理解を深めよう
第8章Eは健康運動実践指導者試験の中でも頻出分野です。
特に
『アイソメトリック・アイソトニック・アイソキネティックの違い』
『1RMと目的別トレーニング処方』
は毎年のように出題されるため確実に覚えておきましょう。
健康運動実践指導者試験対策問題集
▼ 問題集はこちら
https://note.com/health_sports/n/n14ca86912a40
スキマ時間を活用して合格を目指しましょう。