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健康運動指導士の年収は本当に低いのか?現役業界関係者が本音で語る現実と将来性

  • 2026年6月26日
  • 2026年6月26日
  • 仕事

健康運動指導士の年収は本当に低いのか?

インターネットで検索すると、このような記事をよく見かけます。

確かに求人情報を見ると、年収300万円台前半から400万円程度という数字が多く、一般的な会社員の平均年収と比較すると決して高いとは言えません。実際に複数の求人・資格紹介サイトでも、健康運動指導士の年収相場は360万円前後と紹介されています。

しかし、本当にそれだけなのでしょうか。

問題集の作成や受験生への学習支援を続ける中で、多くの健康運動指導士や健康運動実践指導者、さらにはフィットネスクラブや医療機関で活躍されている方々から、現場の声を伺う機会が数多くありました。

その経験から言えば、

「健康運動指導士だから年収が低い」のではなく、「どこで、どのように働くか」で大きく変わる資格

だと感じています。

今回は、ネット上の情報だけでは見えてこない健康運動指導士の収入の実態についてお話ししたいと思います。

健康運動指導士の平均年収は確かに高くない

まず現実を見てみましょう。

健康運動指導士の主な就職先は、

・フィットネスクラブ
・スポーツクラブ
・病院
・診療所
・介護施設
・保健センター
・自治体関連施設

などです。

一般的な求人を見ると、

・月給18万円~30万円程度

・年収300万円~400万円程度

というケースが多く見られます。

特にフィットネスクラブ業界は、人件費率を低く抑える傾向があり、若手指導者の給与は決して高くありません。

また、健康運動指導士は国家資格ではなく民間資格であるため、

「資格を持っているだけで給与が大幅に上がる」

ということも少ないのが現状です。

この点だけを見ると、

「やはり健康運動指導士は年収が低い資格だ」

という結論になってしまいます。

しかし、それは半分正しく、半分間違っています。

年収が低いのは資格のせいではない

考えてみてください。

理学療法士や看護師であっても、勤務先によって年収は大きく異なります。

健康運動指導士も同じです。

例えば、

フィットネスクラブ勤務

運動指導が中心です。

若いうちは年収300万円台が多くなります。

病院・医療機関勤務

医師や理学療法士と連携しながら運動療法を担当します。

安定性は高くなりますが、大幅な高収入は期待しにくい傾向があります。

介護施設勤務

高齢化社会の進展により需要は増加しています。

介護予防分野は今後も拡大が予想されます。

つまり、

資格そのものが低収入なのではなく、業界全体の給与水準が高くない

という側面が強いのです。

実は収入を伸ばしている人も多い

私がこれまで接してきた健康運動指導士の中には、

年収600万円以上、

あるいはそれ以上を稼いでいる方も少なくありません。

その特徴は共通しています。

指導以外の仕事ができる

例えば、

・施設運営

・管理職

・営業

・研修講師

・セミナー講師

・商品開発

などです。

運動指導だけではなく、

「組織を動かせる人」

になると収入は大きく変わります。

独立という選択肢

近年増えているのが、

パーソナルトレーナーとして独立するケースです。

健康運動指導士の登録者の中には、フリーランスとして活動する人も多くいます。

もちろん簡単ではありません。

しかし、

・SNS発信

・セミナー開催

・オンライン指導

・法人向け健康経営支援

などを組み合わせることで、

会社員時代を超える収入を得ている人もいます。

逆に言えば、

資格だけ取得しても収入は上がりません。

これからの時代は追い風

私はむしろ、

健康運動指導士の将来性は高いと考えています。

理由は日本の人口構造です。

超高齢社会が進み、

・フレイル予防

・介護予防

・生活習慣病予防

の重要性がますます高まっています。

病気になってから治療するのではなく、

病気になる前に予防する。

その中心に位置するのが運動です。

健康運動指導士はまさにその専門家です。


健康運動指導士だけでは弱い

ただし、一つだけ厳しいことを言います。

健康運動指導士だけでは差別化が難しい時代になっています。

収入を伸ばしている人の多くは、

・理学療法士

・管理栄養士

・健康経営アドバイザー

・アスレティックトレーナー

・健康運動実践指導者

など複数の強みを持っています。

今後は、

「運動指導だけできる人」

よりも、

「運動+栄養+行動変容支援」

ができる人材が求められるでしょう。

私自身が感じる健康運動指導士の価値

私は40年間企業で勤務した後、現在も健康・運動分野に携わっています。

また、「健康運動指導士資格試験研究会」の活動をサポートしながら、受験対策問題集の作成や、健康運動指導士を目指す受験生の学習支援を行っています。

その活動を通じて感じるのは、健康運動指導士は単なる資格ではなく、「人の健康を支える知識と技術を学ぶための入口」であるということです。

健康運動指導士の資格取得を目指す多くの方々と接してきました。

その中で感じるのは、

この資格は単なる就職資格ではないということです。

健康運動指導士の学習内容には、

・運動生理学

・解剖学

・栄養学

・行動科学

・運動療法

など、人の健康を支える知識が詰まっています。

実際に私自身も、加齢による身体の変化や腰痛と向き合う中で、これらの知識が非常に役立っています。

収入だけで考えれば、もっと効率の良い資格もあるでしょう。

しかし、

人の健康づくりに直接貢献できる。

感謝される。

社会的意義が大きい。

これは健康運動指導士ならではの魅力だと思います。

結論:健康運動指導士の年収は低いのか?

私の答えは、

「スタート時の年収は高くない。しかし将来性は決して低くない」

です。

確かに平均年収は300万~400万円台が中心です。

しかし、

・管理職になる

・医療・介護分野へ進む

・セミナー講師になる

・独立する

・他資格と組み合わせる

ことで大きく収入を伸ばすことも可能です。

健康運動指導士は、

「資格を取ったら稼げる資格」

ではありません。

しかし、

「健康を軸に自分のキャリアを広げられる資格」

であることは間違いありません。

もしあなたが健康運動指導士を目指しているのであれば、年収だけではなく、その先にある可能性にも目を向けてほしいと思います。

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