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中高齢者の運動指導は健康運動指導士が適任だと考えている理由はこれです!

健康運動指導士として勤務していても資格が認知されていないと感じます。

・資格の社会的認知度が低いと感じる
・給与や報酬が低い
・介護や病院など医療系の求人が少ない

健康運動指導士資格は健康系や医療系の方には認知されていますが一般の方にはほとんど知られていません

国家資格でないことが大きな原因だと思います。

指導士の養成講習会の質は高く超高齢社会の運動指導者にとって大変有益な内容です。

この点からも中高齢者の運動指導は健康運動指導士が適任だと思います。

指導士がもっと活躍できる場所があるはずです。

でも不利な状況下で仕事をしている点は大変もどかしく感じています。

私たちは中高齢者の健康に健康運動指導士が貢献できると思っています。

国が健康運動指導士を再評価し医療や介護の制度改革をすることです。

レベルが高い健康運動指導士の養成講習会

健康運動指導士の養成講習会は超高齢社会を目前にして2007年に大幅に見直されハイリスク者に対しても安全で効果的な運動指導を行えるようにカリキュラム編成されています。

特に高齢者に多い疾患の「ロコモティブシンドローム」や「認知症」、「がん」など幅広い人に対応できる健康運動指導士の育成に力が注がれています。

そのことを裏付けるように公益財団法人健康・体力づくり事業財団が開催している養成講習会は、健康スポーツの分野を代表する著名な大学教授が講師陣として名を連ねています。

他のスポーツ系の民間資格と比べると健康運動指導士のレベルはかなり高く今後活躍の場が広がると考えています。

健康運動指導士には明確な専門分野の定義がない

一方で健康運動指導士は運動指導の専門家であるにもかかわらず今一つ国民に認識されず広く普及していません。

例えば「栄養士や管理栄養士は食生活の指導」、「高齢者の介護は介護士」、「地域の保健指導は保健師」など、専門分野の認識が定着しています。

国はさまざまな健康増進政策を行っています。

国には「高齢者の運動指導は健康運動指導士」と認識されるよう普及活動をして頂きたい!

中高齢者が将来「寝たきり」にならないように運動指導する専門家が「健康運動指導士」です。

介護・医療費の削減に大きく寄与できます。

健康運動指導士を機能訓練指導者として認めるべだ!

機能訓練指導員は介護保険法によって定められている職種のひとつです。

機能訓練指導員は資格の名称ではなく職種であり役割を意味するものです。

機能訓練指導員として働くために必要となる資格は「看護師・准看護師」、「理学療法士」、「作業療法士」、「言語聴覚士」、「柔道整復師」、「あん摩マッサージ指圧師」、「はり師・きゅう師」の7資格でありいずれも国家資格です。

この職種に健康運動指導士を加えてほしいと思います。

これらの資格の中で「はり師・きゅう師」の資格者は「理学療法士等の資格を持つ機能訓練指導員が在籍している介護施設で6か月以上の実務経験」が必要です。

同様に健康運動指導士も上記条件を前提として「機能訓練指導員」として認めてもらいたいのです。

健康運動指導士であれば機能訓練指導員として十分に活躍できると考えます。

機能訓練指導員は介護施設に配置が義務付けられています。

機能訓練指導員の指導は介護保険サービスの「加算」が適用になります。

将来的に「健康運動指導士」も機能訓練指導員に加えてもらえれば介護分野での活躍の場が一気に広がります。

医療機関や介護施設での指導が保険点数にならない

厚生労働省が一定の基準を満たしたフィットネスクラブを認定する「指定運動療法施設」には健康運動指導士の配置が義務付けられています。

この制度は、主に生活習慣病患者を対象に医師が運動処方箋、指定運動療法施設において健康運動指導士の管理下で運動療法を行うものです。

これはメディカルフィットネスといいますが保険点数として認められていません。

介護・福祉施設では介護保険として認められているものがフィットネスクラブなどでは医療保険として認められていません。

メディカルフィットネスの指導が保険点数として加算されるようになれば健康運動指導士の認知度も一気に高まると考えます。

結論

以上健康運動指導士の地位向上として述べたことは国家資格に格上げされれば解決すると考えます。

超高齢社会の医療費の削減にも必ず寄与できます。

現在のところ健康運動指導士が国家資格に格上げされる可能性は低いです。

健康運動指導士として地道に活動することで道も開けると考えています。

健康運動指導士は特定分野の専門性を強化する

健康運動指導士の養成講習会では生活習慣病や運動生理学などの基礎医学の他にバイオメカニクスや行動変容など幅広く学習します。

医療系の国家資格と比較すると健康運動指導士は学問としての幅は広いものの深さに乏しいため特定分野の専門性を追求されると弱い面があるのも事実です。

しかし健康運動指導士の中にはさまざまな分野での活躍している人も多くいます。

健康運動指導士の資格を活用して講演や運動指導、指導者の育成をしている人もいます。

健康運動指導士は民間の資格の中では最も高い位置にあると思いますが前述したように特定分野での専門性が少し低いのです。

健康運動指導士は更なるスキルアップを図りマーケティング能力や営業力、仕事を自ら切り開いていく総合力を身に着けることも大切です。

特定分野の専門性を高めるためにも日々努力することが重要です。

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